自動車ニュース
兵庫県トラック協会 第61回定時総会
福永会長、副会長全員再選
「時間を取り戻すべく、主体性をもった事業運営を」

兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は6月19日、ANA クラウンプラザホテル神戸で第61回定時総会を開いた。平成30年度計算書類(貸借対照表、正味財産計画書)を承認した。また任期満了となった役員改選は理事会提案の理事、監事を全員承認した。新理事による臨時理事会で福永会長はじめ前副会長を再選、専務理事に西川孝秀氏を選任した。

福永会長は、「混沌としている状況が数年続いている。働き方改革、取引環境と労働時間の改善協議会の設置、標準運送約款の改正、貨物自動車運送事業法の改正など、荷主に理解を深めてもらえる状況となっている。現在、国交省は標準的運賃の告示に向けて準備をしている。ホワイト物流推進運動も展開されている」とホワイト物流への機運が高まっているとし、「我々自身が主体性をもった事業運営ができる環境が整っている。従属的であったこれまでの30年余を一気に取り戻せる。みなさまもご協力を」と会員に呼びかけた。

今期で退任した太田啓三専務理事は、「12年間務めさせてもらった。本部研修センターの建替え、法人の移行問題などの仕事も携わった。協会、業界の発展を心より祈念します」、同じく退任の脇田政司常務理事からも「平成22年の6月からお世話になった。軽油の値段が高く、署名活動を行い、目標4万人を大幅に超えた署名を集めることができ、全ト協に送付した記憶がある。今後の発展を祈念します」と挨拶があった。

来賓として、栗原弥生・近運局自動車交通部長が祝辞を述べた。

また、総会に先だって、兵庫県トラック協会会長表彰と全日本トラック協会会長表彰伝達が行われた。表彰は長年にわたりトラック運送事業、運送取扱い事業に貢献したものに贈られる。経営者に対する感謝状が豊田泰輝氏(豊田運送(有))ら6名へ、中間管理者5名と運転者・職員12名に対しても表彰が贈られた。全日本トラック協会会長表彰伝達は経営者として長年にわたり事業に貢献したものに贈られる。清瀬一郎氏( シキトウサービス(株)) ら10名が受賞した。

選任した理事56名、監事3名は別表のとおり。(敬称略)