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乗務員のおもてなし意識に変化 |
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第30回タクシーマナー向上推進会議 神戸観光局は3月26日に三宮研修センターで、タクシーマナー向上推進会議を開催した。神戸観光局観光部担当部長の市邉裕喜氏が冒頭、観光全般の状況について、「2018年1月から12月までの神戸市のホテルの平均稼働率は80.6%で昨年を上回る数字となっている。インバウンドは年間144万人で昨年の134万人より増加し、一定の伸びが見られた。今年はいよいよラグビーワールドカップが始まる。キャッシュレス対応やおもてなし対応を一体となって取り組みたい。有意義な意見交換の場になれば」と挨拶した。 神戸観光局観光部おもてなし観光課長大野照和氏 からは、昨年11月に新神戸駅や三宮周辺で行ったタクシーモニター調査の結果報告があった。身だしなみついては「良い」と回答した人が昨年より11%増加、車内の清掃についても「良い」が昨年度より25%上昇した。全体の印象については「良い」が56%と、半数以上を占めた。印象の悪さにつながる挨拶や御礼については、昨年に引き続き改善が必要とした。 兵庫県タクシー協会からは、8月5日の「タクシーの日」に向けたキャンペーンの実施や新任タクシー運転者への教養試験、従来の接客コンテストに代わり来日外国人受け入れマナー研修を行うことが報告された。吉川紀興会長はUDタクシーについて触れ、「インバウンド、障がい者にも利用していただけるオールマイティーな車。将来的にはUDタクシー専用の乗り場をつくる方向で考えている」と話した。 おもてなし向上についての取り組み報告では、ひょうごツーリズム協会の浦本誠子氏が「乗り場現状調査では、問題意識の高い乗務員が多く、積極的な意見をいただいた。おもてなし研修では、乗務員から対策を聞くと、バンドエイドやソーイングセットを準備している乗務員もいて、感動した」と乗務員のおもてなしに対する意識の変化に触れ、取り組みの成果に好感触を示した。 2019年度の取り組みについては、タクシーマナー向上推進会議(8月と2月)、KOBE観光の日に合わせたおもてなし向上キャンペーン、タクシーマナーモニター調査、観光タクシー研修会の開催が予定されている。 |