自動車ニュース
年頭所感ー一財日本自動車査定協会兵庫支所 支所長 山地 徹
平素は、当協会の運営に格別のご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。皆様のおかげをもちまして無事に新年を迎えることができ心より感謝致しております。

昨年を思い起こすと、日本では、豪雨や猛烈な台風があり天災のイメージが強く残った一年でした。被害にあわれた方々、現在も不自由な生活を余儀なくされている方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

世界では、保護主義が台頭し、貿易摩擦が貿易戦争と言われるほどの事態となりました。日本を含め世界各国の景気に悪影響を及ぼす中、アジアにおける国家間の対立が先鋭化し、年間を通して安心して暮らすことの出来ない、不安定な一年だったように思います。

自動車業界においては、平成29年度末の軽自動車を除く乗用車の保有台数で、ハイブリッド車の比率は19.14%であり、ほぼ5台に1台はハイブリッド車となりました。エコカーは、環境や省燃費に敏感な人達の乗る車から、ごく普通の一般的な車となったのです。

先進安全自動車(ASV)、先進安全技術が搭載された自動車は、行政によるASV推進計画と自動車業界の熱心なPR効果もあり、消費者のサポカーへの関心は高く、順調に普及しつつある状況です。前年に引き続き自動車における技術進歩が目立った一年であったと思います。

査定協会と致しましては、業務の効率化を可能とするタブレット端末を使用した査定の普及、お客様の品質に対する疑問に応える車両状態証明書および修復歴無し証明の普及を進め、時代の進化への対応とお客様の信頼の獲得を図るとともに、査定士の皆様の査定技術力向上に寄与する査定研修会やコンテストを開催し、中古自動車の査定を通じて自動車業界の健全なる発展に寄与していきたいと考えております。

本年も皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。