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年頭所感ー兵庫県タクシー事業 協同組合理事長 枝松 七郎 (2/2) |
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JNTO(政府観光局)によると、2017 年の外国人観光客全体のうち、兵庫県を訪れる比率は僅か5.5%です。これは 47 都道府県で11 位です。兵庫県の県内総生産(経済規模)は全国7〜8 位ですから、実に低い順位にとどまっています。これは、日本に最初に訪問する外国人は、東京―京都―大阪という、ゴールデンルートを通って観光し、兵庫県・神戸市まで足を伸ばしてくれないことが要因だとされています。 しかし、今後、外国人の日本へのリピーターが増えると、弊組合が提案してJTB 2,800 の窓口で販売中の「港町神戸の夜景観光と神戸ビーフを楽しむツアー」、「神戸ビーフランチと灘の酒蔵巡り観光タクシー」の利用は固より、兵庫県が提唱する「神戸―姫路―城崎温泉」に代表される兵庫ゴールデンルートの観光が進む可能性が十分あります。さらにこれから人口規模が大きい中東や東南アジア諸国連合(ASEAN)のイスラム圏からの観光客が増えることが予想されます。神戸北野には日本を代表する日本最古のイスラム寺院・神戸ムスリムモスクがあることも大きな強みです。 この2つの潮流に対し、東アジアや欧米はすでに変革を行っていますが、我が国はもちろん、兵庫県のタクシー業界も変革が必要です。幸い、今年は「ラグビーワールドカップ」が神戸でも開催され、2021 年にスポーツの祭典「ワールドマスターズゲーム」が開かれます。そして2025 年には大阪万博というビッグイベントが続きます。 本年は5月に元号が変わる節目の年です。ぜひ、皆様方が「2つの変革」に向けてご尽力されることを祈念しまして、新年のご挨拶といたします。 |