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講師の小山雅敬・(株)コヤマ経営代表取締役(以下、小山氏)は、労働人材が不足しているこの時代においてトラックの運転手は特に不足していると前置きし、「人材の採用・育成・定着はすべてリンクしている」と、長期的な視点を持つことを強調した。
小山氏はまず、求人方法についてアドバイスした。求人票は、なによりも賃金と雇用形態をしっかりと押し出し、そして業務内容は親しみのある話し言葉で書くことで、自社の強みをわかりやすく説明することが大事だと話した。また、今はハローワークよりもインターネット上の求人に応募してくる場合が多く、ホームページ作成についても、「従業員を大切にする」という趣旨の経営理念を押し出すことや、従業員のメッセージを記載することなどを提案した。
また、小山氏は人材確保を「新卒者」「女性」「高齢者」の場合で分類し、それぞれに対して適切な採用方法を示した。全求職者を通して「マナー、素直さ、責任感など人柄を重視し、トラック運転などの経験値はあまり必要ない」と小山氏は言う。また、女性について、今女性がどんどん社会進出している中、女性トラック運転手は未だに全体の2%にとどまっていると指摘した。女性運転手の定着に向けて、子育てのサポート体制が充実しているか、セクハラは行われていないかなどを再度確認する必要を説いた。
