自動車ニュース
【年頭所感】日本自動車連盟兵庫支部 支部長 松本 和幸
 社会貢献と会員サービスの徹底

 旧年中は当支部の諸活動にひとかたならぬご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。年頭にあたりJAF(日本自動車連盟)の今後の方針について一言申し上げます。
 
 少子高齢化の問題、経済情勢の悪化など社会の構造的変化が進展し、JAFを取り巻く情勢はより一層厳しさを増しております。この現状を厳しく受け止め財務基盤の強化を図り、事業の一層の発展を期す観点から在籍会員数の拡大にさらなる努力を注いで参りたいと考えております。
一方でより健全な「くるま社会」の発展のために、JAFが果たすべき役割はますます大きく、それに応える事業を活発に展開する必要があり「社会貢献活動と会員サービスの徹底」を目標に掲げ、さらなる充実を図って参ります。

 基幹事業のロードサービスは、極めて公益性の高い事業です。ロードサービス技能検定制度導入による安全対策、接客、技術の向上に加え、現場で安全点検等の支援サービスを実施し、二次事故の防止を図るほか、点検整備の重要性を喚起するなど、内容の充実に努めております。
また地域の生活安全パトロールや、災害地での支援活動にも積極的に取り組んでおり、昨年台風による豪雨で被害の大きかった佐用町にも「JAFロードサービス支援隊」を派遣し、被災車両の救援作業を実施するとともに、被災者が所有する車両の無料点検サービスを実施しました。

 交通安全活動では、実技体験型交通安全講習会の開催や、シートベルトコンビンサー(シートベルト効果体験車両)による、全席シートベルト着用の推進活動に積極的に取り組んでおります。
また交通安全ボランティアグループ「JAFドレミぐるーぷ」による、幼児向けの交通安全活動も活発に展開しております。 
会員サービスでは、暮らしに密着した会員優待施設を拡充し、ホームページや「JAFMate」等による情報提供で、利用拡大と一層の充実に取り組んでおります。

 またロードサービスにおいては、会員の無料けん引距離を15kmに延長し、サービスの充実を図っております。
JAF兵庫支部は今後も80万名の会員の皆様はもとより、社会からの信頼と期待に応えられるよう一丸となって努力を重ねてまいります。
皆様方には、JAFの現状と今後の取り組みについてご理解をいただき、末永くご支援賜りますようお願い申しあげます。

 最後になりましたが、皆様方の一層のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申しあげまして新年のご挨拶とさせていただきます。