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「自動車業界の動向と エーミング基礎知識セミナー」開催 (2/2) |
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日産プリンス兵庫の阿田次長は「先進安全装備のエーミングに関する基礎知識」と題し、エーミング作業の重要性を述べた。例えばカメラの位置が僅かでもずれていると、物体検知に不具合が生じ事故を引き起こすリスクがあると指摘した。一方で、ASV(先進安全自動車)のシステムは各社・車種によって異なり、赤外線レーダーのみを使用するシステム、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたシステムなどさまざまだ。阿田氏は、それぞれの機器に対し必要な工具や作業環境、適切な整備方法などについて講演した。 井上氏は、トヨタ自動車が今年1月に「e-Palette Concept」を発表しモビリティ・カンパニーへの変革を示したこと、昨今自動車業界で注目されている概念「MaaS(Mobility as a Service)」などを例に挙げ、従来の自動車業界の構造が従来のクルマのような「モノ」の提供から、サービスとして「コト」を提供する構造へと大きく変わると指摘した。整備業界においては、部品の高度化が進み修理費用は高額になる一方、事故率が減少し市場規模そのものは縮小するという試算を紹介した。そうした未来が起こり得る中では、一つのサービスだけではなく、衣食住を含めたライフスタイルと関わるサービスを提供して、ユーザーとの接点を持ち続けることが重要だと語った。 |