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「荷主と真のパートナーになる環境づくりを」ー兵ト協定時総会
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は6月20日、ホテルモントレ姫路で第60回定時総会を開き、平成29年度計算書類(貸借対照表、正味財産計画書)を承認した。また、6月5日の理事会で承認された、前理事の退任にともなう、藤本達也氏(日本通運(株))、小西毅氏(西播通運(株))、三田繁盛氏(三田貨物運送(株))3名の理事選任を承認し、同日行われた臨時理事会において藤本氏の常任理事就任が認定された。

福永会長は、支部総会や理事会でもたびたび触れている新運送約款について、荷主からの理解を得るため政府や各省庁などの関係機関から協力を得られているにも関わらず、全国の届出状況が50%前後、兵庫県は25〜26%に留まっていることに改めて懸念を示した。「団体に加盟しているみなさまが、今の状況をフルに活用して主体的に行動しないと運賃が上がらず、労働条件の改善ができないことを認識する必要がある。みなさま自身で前へ進めていただきたい」と述べ、さらに燃料や長時間労働といった課題についても言及した上で、「主体性を持った事業運営を行い、荷主と真のパートナーとなれるような環境づくりが重要だ。同調ではなく、協調しながら物事を進めていく必要がある」と述べた。

また、総会に先だって山本茂氏((株)山滋運輸)らへの功労者感謝状贈呈が行われ、総会後には、福永会長から新屋敷昭一・自動車事故対策機構大阪主管支所長を通じ(公財)交通遺児等育成基金へと寄付金が贈られた。