自動車ニュース
法人運転手38名、個人運転手5名が受賞 (1/2)
――大阪タクシーセンター第16回優良運転者表彰式

公益財団法人大阪タクシーセンター(黒田晶志会長※1)は4月26日、プリムローズ大阪で第16回優良運転者表彰式を開いた。

黒田会長は式辞で「関係法令を遵守し、輸送の安全を常に心がけ、心のこもったサービスを提供する姿勢は、タクシーの社会的信頼性向上に寄与するだけでなく、業界に対しても多大な貢献だ。センターとしても、バリアフリー研修の充実化など、事業者目線に立った運営を展開するとともに、街頭に置ける指導活動や乗場の整備など、適正化事業の実施機関としての役割を着実に果たしていく所存である。受賞者の皆さまは、サービスに一層の磨きを掛けるとともに、ぜひとも後進の模範として活躍してほしい」と述べた。

来賓祝辞で栗原弥生・近畿運輸局自動車交通部長は「昨年は大阪への訪日外国人が初めて1,000万人を超え、今年もそれを上回るペースで増加している。2025年の万博誘致を目指している中、今後ますます多くの観光客が大阪を訪れると予想される。こうした方々に、他の模範としてサービスを提供し、お客様から高く評価される運転者がより一層増え、業界全体のイメージアップとなることを強く願っている。利用者から喜ばれるサービスの積み重ねこそが、大阪のタクシー業界を良い方向へと導いていくと確信している」と期待を込めた。

竹内広行・大阪府警察本部交通部交通総務課長は、大阪府下の交通情勢について触れ、「右折事故などが多発する早朝薄暮の通勤時間帯、散歩をする高齢歩行者が多い深夜から早朝にかけての時間帯は、特に気を付けて運転してほしい」と呼びかけた。また、来年6月28、29日に大阪で開催されるG20サミットの期間中、阪神高速や大阪市区内の一般道路において大規模な交通規制を実施すると案内し、理解と協力を求めた。

※1 「黒」は正確には旧字体