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第47回 通常総会 開くー兵庫県自動車電装品整備商工組合
兵庫県自動車電装品整備商工組合(堀口靖晃理事長)は4月8日、神戸市中央区の生田神社会館で第47回通常総会を開き、平成29年度事業報告、同決算、同30年度事業計画、同予算、会費賦課金、一部定款の変更を原案どおり承認した。

総会は堀口理事長の「年に一度の組合の活動を報告する場である一方、組合への貴重なご意見も伺いたい」との冒頭挨拶のあと、青木貴志副理事長を議長に選出、進行した。

新年度事業計画は、自動運転等の先端技術講習会の開催、「AESひょうご」の発行や、地区会の開催等8項目を決めた。定款変更は、中小企業等協同組合法と全国中小企業団体中央会の改正をもとに行ったもの。

総会にひき続き、加藤正男・全国自動車電装品整備商工組合連合会専務理事が「100年に1度の変革期を迎えて」と題して講演した。加藤氏は環境対策による再生可能なエネルギー問題からのEV車、その現状と課題、そして自動運転に対応したエーミング等の技術取得の重要性を述べた。そして「エーミング」(光軸調整=初期設定や調整、性能検査の校正作業)で、行政の方針は2017年メーカーに開示を呼びかけた。認証工場であれば誰が整備しても現在の車検と同等のあつかい。基本要件として「整備、スペース、作業者」に対して何らかの規制がかかる。かつ作業は「エーミング対応スキャンツールで」対応。

作業工程で、車の水平状態、進行方向を決める「四輪アライメントテスター」、車両のゆがみを修正する「三次元フレーム計測器」などの設備投資に負担がかかるとした。