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マナー向上キャンペーン・モニター調査を10月に実施
一般社団法人神戸観光局は、法人・個人タクシー団体、観光関係機関等で構成するタクシーマナー向上推進会議(第28回)を3月16日、中央区のセンタープラザ西館で開き、各団体のこれまでの取り組み報告を了承した後、平成30年度のタクシーマナー向上キャンペーン、タクシーマナーモニター調査の実施などを決めた。
会議の冒頭、市邉裕喜・神戸観光局観光部担当部長は「神戸観光局は昨年12月に神戸国際コンベンション協会と神戸市観光部が組織改正して、会長に尾山基アシックス会長を迎え発足したものです。多様な事業者との連携によりプラットホーム機能を果たせると考えています。認知度はまだまだですが、ご協力を頂きたい」と挨拶。

29年度の神戸観光局のタクシーモニター調査では、乗降車時の挨拶とお礼が言えない2点が多く、今後の課題と指摘された。また兵庫県タクシー協会のモニター調査でも、乗車時、行先への対応の他忘れ物の確認、降車時のお礼等が改善課題と報告した。個人タクシー団体からは外国語電話サポート「ビーボーン」との契約や、三ツ星取得者の9割目標などの取り組みがあった。また観光事業として神戸観光局からは、県下にはゴルフ場が多く、今後の誘致事業としてゴルフツアーなども検討中とした。

兵タ協側からは、5月からJR新神戸駅タクシー乗り場に特化した街頭指導のほか管理者等によるタクシーモニター調査を実施することを明らかにした。

平成30年度の取り組みは、第29回タクシーマナー向上推進会議は9月上旬に開催予定とした。またタクシーマナー向上キャンペーンは、KOBE観光の日に合わせて10月3日、おもてなしの機運醸成するためドライバーに啓発運動を行う。タクシーマナーモニター調査は、10月中旬〜11月中旬でJR三宮駅、新神戸駅周辺で実施予定を承認した。最後に市邉部長は「観光の良し悪しは天気と地元人の対応で決まるとも申します。また極端なことを言えばこの会議の必要がなくなることが究極の目的ですが、それはさておき、私どもはねばり強く取り組んで行きたい」と締めくくった。