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ガイドライン普及促進に向けて (1/2) |
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第7回トラック輸送における 取引環境・労働時間改善兵庫県地方協議会 第7回トラック輸送における取引環境・労働時間改善兵庫県地方協議会(座長=小谷通泰・神戸大学大学院教授)が3月20日、兵ト協会館で開かれ、同協議会が取り組んでいた平成29年度パイロット事業の実施結果と平成29年度でのパイロット事業の終了を報告、平成30年度トラック地方協議会の取り組み案の説明、取引環境・労働時間改善中央議会等の情報提供があった。 平成29年度パイロット事業について、トラック等の作業時間等の実態調査を行った株式会社日通総合研究所より結果が報告された。パイロット事業の対象となった神鋼茨木工場では6時の開門から納品車両を受け入れているが、8時30分頃からの作業開始まで待機時間となっている。その影響で車両が構内に留まっている時間は平均で約2時間と長くなる傾向にあるとし、一方で納品車両の入構から出講までの時間は荷役作業時間を含んで1時間程度であり、また、荷下ろしの作業時間は平均24分で特に作業時間が長くなるような実態は見られず、大きな課題は認められないとした。議会では待機中のドライバーの労働時間について議論となり、トラック業者委員からは「荷主側が複数の業者に同じ時間指定を行う」「早出という行為を労働時間に入れざるを得ない」「ドライバー職が長時間労働と結び付けされる」との声があった。荷主や経営団体委員からは「細かな時間管理ができれば短縮につながる」「個別の荷物による分析が必要」「ガイドラインを国が決めるべき」などの発言。小谷座長は「引き続き分析を続け対策に繋げてほしい」と述べた。 |