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いぬ笑いの年に大きなステップを期待(三野会長)
大阪自動車会議所(三野文男会長=大阪タクシー協会会長)は1月12日、シェラトン都ホテル大阪で加盟19 団体合同の年賀交換会を開いた。

三野会長は「我が国の経済はいざなみ景気を超え、戦後2番目の長さとなったといわれる。大阪も外国人の来訪が多くにぎわってきた。自動車業界は関連諸税の軽減の山場を迎える年で、私どももねばり強く要求したい。今、若手労働力、人手不足が深刻で、事業発展への阻害要因となっている。自家用車による違法輸送、労働時間短縮問題、若者の車ばなれや少子高齢化対策、確実な点検整備等、自動車関連業界には課題も多くさらに英知結集してとりくまれておられると思う。一方、交通安全と環境対策もあり、交通事故は昨年47万2069件発生、3694人が全国で死亡、半数が65歳以上。今後は高齢者を対象とした交通安全、自動車点検整備の徹底、エコドライブの普及等、積極的にとり組みたい。戌年は相場では“いぬ笑い”と言う。新しいステップの年として、大きくステップする年に期待したい」と挨拶した。

来賓の坂野公治近畿運輸局長は「インバウンドが大阪を中心に関西経済を索引しており、景況が良くなってきた」としながらも業界課題と人手不足労働時間改善等に言及しつつ、各業態の課題にも適切な対応と支援を求めた。そして「全業種で安全の確保を最優先に取り組んで欲しい」と要請した。