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兵ト協「環境と物流を考えるフォーラム」 |
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兵庫県トラック協会は、11月22日兵庫県トラック総合会館において「平成29年度環境と物流を考えるフォーラム」を開催した。運送・物流業界の関係者をはじめ、およそ100名が参加した。 同フォーラムの目的はトラックが社会に果たしている役割や、環境対策への取り組み、社会との共生を目指した交通事故防止などについて理解を深めることと、兵庫県トラック業界及び会員事業者の環境改善への取り組みの有効性を広く周知することとなっている。 基調講演では、武田邦彦・中部大学特任教授による「世界の環境の現状と交通」と題した講演が行われた。テレビなどでも活躍中の同氏は、CO2削減を進める昨今の状況や男女の役割などについて独自の切り口で論を展開し、会場を大いに沸かせた。 次に、近畿運輸局・自動車交通部貨物課長・松尾武文氏による「国土交通行政とトラック業界の連携について」と題した講演が続き、運輸部門における環境施策などが紹介された。 その後、「会員事業者の環境対策に関する先進的取り組み」というテーマでパネルディスカッションが行われ、コーディネーターである株式会社三和総業・専務取締役・椿本和生氏のもと、パネリストには株式会社シキトウサービス・取締役会長・清瀬一郎氏と株式会社サンスイ・代表取締役・田中一良氏が出席した。各社の環境施策への取り組みについて語られ、清瀬氏は「グリーン経営」の認証取得による燃費向上(10年間で約6%)等の成果等を紹介し、田中氏は運輸業界では稀なISO14001の取得により「結果的に安全意識が高まり修繕費が40%削減した」事例を挙げた。終わりに、椿本氏は「事故を削減し時間と労力を節約することで、従業員の環境等にも目を向けていくことが私たちにとっての環境対策でありエコドライブ」であると締めくくった。 |