自動車ニュース
平成29年度交通関係環境保全 優良事業者表彰式 近運局
平成29年度交通関係環境保全優良事業者表彰式(主催:近畿運輸局、後援:(一財)近畿陸運協会)が9月20日、大阪市の大阪歴史博物館で開かれ、京都市鏡山学区自治連合会(岩崎泰大会長)、京都市山科区役所(堀池雅彦区長)、滋賀県(三日月大造知事)が受賞した。

式典で坂野公治近畿運輸局長は「近畿運輸局の所轄事業である環境改善の取り組みで、特に顕著な成果を挙げられた2件3者を今年度は表彰するものです。国は温室効果ガスを2030年度に2013年度比で26%削減する目標を示しております。運輸部門では温室効果ガスの2割を占めており、一層の削減を図る必要があります。これを機に環境問題への対策、取り組みへの理解が深まり、環境負荷の低減の輪がさらに広がることを期待します」と挨拶。

記念講演は、内藤正明・滋賀県琵琶湖環境科学センター長が「脱炭素社会における交通のあり方」と題して講演した。

受賞者の事例発表では、鏡山学区自治連合会・山科区役所はモビリティ・マネジメントの実施による路線バスの復活を、滋賀県は公共交通を主体としたエコ通勤の取り組み拡大・普及の推進を述べた。

この後コーディネーターに内藤峻彦・近畿大学名誉教授を、コメンテーターに長坂悦敬・甲南大学学長、内藤正明・琵琶湖環境科学センター長、パネリストに粟津圭市・鏡山学区自治連合会副会長、大西利加子・山科区役所副区長、四塚義弘・滋賀県土木交通部管理監、小林知子・同部コンシェルジュを交え、パネルディスカッションが行われた。