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兵庫県トラック協会 第1回労働力確保対策等検討特別委員会
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は7月29日、第1回労働力確保対策等検討特別委員会(櫻井光男委員長)を開催した。委員総数14名のうち、11名が参加した。

櫻井委員長は冒頭の挨拶で「運送業界は高齢化と人手不足の問題を抱えている。この問題を解消するために立ち上がった委員会です。2カ月に一度開催して、人手不足解消のため具体的な行動に取り組み、がんばっていきたい」と述べた。
挨拶の後、副委員長の選出が行われた。委員長が、瀬村人士氏(太陽商会)、河田勝幸氏(龍野運送)を指名、全員これを承認した。

この後、兵ト協、全ト協が取り組んでいる人材確保の諸施策(セミナー開催、雇用情報発信等)や全国の各県協会が展開している具体事例(高校等への物流出前授業、ドライバー、一般職合同説明会等)の他、国交省(トラガール促進プロジェクトなど)、厚労省(各種助成等)の現状施策についても説明があった。

次に、労働力確保等の取り組み状況について、今後の対策について議論が行われた。「採用して育てた人に辞められると困る。お金を出さないと労働力は確保できないと実感している。外国人労働者の雇用など、国にも施策として協力してもらうべき」矢納利夫氏(サラブエクスプレス)、「年々、歳を取ったベテランドライバーが増えていく。トラックドライバーは今の若い人には魅力がない仕事。魅力ある仕事にしていく方法はないか」武田秀行氏(三甲運送)、「若者はトラックドライバーをしなくても職業選択ができる。クルマに乗らない人を採用したこともあるが、教育に5カ月ほどかかり、5人採用しても残るのは一人。地方で応募した際にはクルマに乗る若者が集まった」瀬村人士氏(太陽商会)など、各氏よりさまざまな意見が集まった。

しかし、初回でもあり、具体案はまとまらず、次回以降から検討に入ることを確認して終えた。