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「英知を結集して取り組みを」─大阪府自動車関係業界年賀交歓会
平成29年1月13日、大阪府下自動車関係業界19団体の協賛によりシェラトン都ホテル大阪にて年賀交歓会が行われた。

主催者を代表して三野文男・大阪自動車会議所会長は「政府においては景気回復に向けての各種政策を打ち出し取り組まれていますが、本年はその効果が最大限に発揮され自動車業界においても浸透してくれることを強く願うところです。自動車販売・整備業につきましては少子高齢化の進行や若年層の車離れに加え、新車販売数も伸びていません。厳しい経営環境に身を置く自動車関係業界ですが、各会員団体・企業の皆様は英知を結集され解決に向けた懸命な努力をされており、そのご努力に対し改めて敬意を表します。自動車関係業界において、交通安全対策と環境対策は最重要課題です。全国における交通事故の発生件数は昨年まで12年連続で減少していますが、死者数においては半分以上が65歳以上の高齢者であり、今後は高齢者を主体とした交通安全の確保、自動車点検整備の徹底、エコドライブの普及を通じた排出ガス削減へ積極的に取り組んでまいります」と挨拶。

来賓祝辞では、若林陽介・国土交通省近畿運輸局局長が、近年の若手の人材不足に言及した後「2025年万博の閣議決定、リニアの前倒し、北陸新幹線の計画決定と大阪は良い感触だ。大きなイベントがあるのは大阪だけ。近畿運輸局は皆さまと共にしっかりと歩みを進めていきたい」と述べた。

また小枝至・日本自動車会議所会長のメッセージを中島哲・同会議所専務理事が代読し「今年はモーターショーの開催年で、自動運転が話題の中心になるのは間違いございません。わが国の自動車に関する英知の結集が見られるでしょう。また大阪では2025年の万博に対する招致活動が大々的に展開され、日本では一番活気に溢れた地域になるのではと確信をしております」と述べた。

その後、井上景之・大阪陸運支局長の乾杯発声で開宴となった。