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トラック運送事業者のための人材確保セミナー開く
兵ト協、全ト協共催による「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」が10月28日、兵ト会館で開かれた。

講師の小山雅敬・(株)コヤマ経営代表取締役は、トラック業界における人材の状況を説明した後、運転者の採用ポイントで採用手法の検討(ハローワーク等)、会社、事業内容の魅力を伝えるHP等の活用、採用対象者の検討(女性、高齢者等)、罰則制度の見直し(事故、違反金の自腹支払い等)について、また育成方策では、早期退職(採用の6割が1年以内)を阻止する育成制度(教育、心理面のサポート)、業務スキルの向上(資格等の昇進、昇給)、管理者の受け入れ態勢(親切丁寧等)。定着方策としての各種サポート(福利厚生、各種免許資格取得の補助)、やりがいと働きやすさの環境整備(ワーク・ライフ・バランスを意識した改善)、労働環境(安全作業の徹底)を総合的に述べた。

また個別な事例を挙げて「ハローワークの求人票では兵庫県下のトラック事業者のモノは総じて良くない。求職者は仕事の内容が一番大事だ。HPのない会社には求人は来ない。バブル時代のモノはダメ」などと指摘した。