自動車ニュース
日産、新型「セレナ」に自動運転技術を搭載
日産は13日、8月下旬より発売予定の新型「セレナ」に、自動運転技術「プロパイロット」を初搭載することを発表しました。

「プロパイロット」は、高速道路の単一車線での自動運転技術です。渋滞走行と、長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御し、ドライバーの負担を軽減します。高度な画像処理技術によって、道路と交通状況を把握し、ステアリングを正確に制御して人間が運転している感覚に近い自然な走行を実現します。なお、渋滞時のハンドル、アクセル、ブレーキすべての自動化は、日本の自動車メーカー初の技術です。

「プロパイロット」は、ステアリングスイッチの操作で簡単にシステムを起動・設定することができるほか、システムの状態を分かりやすく表示する専用ディスプレイを採用しています。

画像処理ソフトウェアを搭載した単眼カメラにより、前方車両や白線を瞬時に三次元的に把握し、その情報をもとにアクセル、ブレーキ、ステアリングの制御を行います。

システム作動時は、ドライバーが設定した車速(約30〜100km/h)内で、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援します。

先行車両が停車した場合、以下の操作が行われます。
1. システムが自動的にブレーキをかけて停車。
2. 車両が完全に停止した場合、ドライバーはブレーキを踏むことなく、停止状態を保持。
3. 先行車両が発進した際は、ドライバーがレジュームスイッチを押すかアクセルペダルを軽く踏むだけで、追従走行を再開。