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デジタル化92%を達成
近畿自動車無線協会(坂本克己会長)は5月25日、奈良市の奈良ロイヤルホテルで平成28年度通常総会を開き、全議案を原案どおり承認した。

坂本会長はライドシェア問題について「スマホアプリを用いてウーバー、リフトといった輩が白タクまがいのことをやり始めようとしている。けしからんことだ。しかし我々は長年にわたり人命を預かる輸送を担ってきたプロ。自信と誇りを持っていれば負ける訳がない。地方自治体と緊密に連携して長年の実績と熱意を持って地域のニーズに取り組んでいく」と挨拶。

総会は池田誠也副会長が議長となって進行、平成27年度のデジタル化は年初の67.4%から期末では91.9%となったと報告。遅くとも2年以内には完了するとした。新年度事業は、自動車無線の高度利用・効率化の推進など承認、2千238万9千円の予算を決めた。監事の選任で足立堅治氏の後任に井田信雄氏(大タク協)を選任した。

来賓祝辞は関啓一郎・近畿総合通信局長に続き、金指和彦・近運局自動車交通部長が4年前の新潟県三条市の講演に触れて「デマンドタクシーの提案で、一番使い勝手が良かったと思ったのがタクシー無線だった。タクシーの強みを生かし自治体と連携して地域のニーズに的確に応えていただきたい」と述べた。

祝宴は木村淳三・近運局奈良運輸支局長の乾杯発声で開宴となった。