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開会にあたり、櫻井光男・総務委員会委員長（加西合同貨物自動車）は「ここのところ、原油価格の低落により、ガソリン代が安くなってきたので大変ありがたいことだ。一方で最近は、中国経済の減速が報じられている。確かにここ最近は運ぶ荷物量が減ってきた。トラック業界の先行きが心配だ」と挨拶。審議の進行に協力を求めた。
今回の委員会では、3月11日開催の常任委員会に先立って、平成27年度運輸事業振興助成交付金事業会計補正予算（案）・同年度交付金事業運営関連特別会計補正予算（案）・平成28年度事業計画（案）・同年度一般会計収支予算（案）・同年度交付金事業運営関連特別会計収支予算（案）などについて全会一意で承認した。
平成27年度運輸事業振興助成交付金事業会計補正予算（案）では、事業費支出について、中小企業近代化対策事業費支出などが減少したことで、合計14,896,000円の費用削減となったことが事務局より報告された。さらに、神戸トラックステーションの用地売却に成功したことで、39,339,000円の収益があったことも報告された。
平成28年度事業計画（案）では、安全対策・環境対策によるコスト負担の増加とトラックドライバー不足といった課題を重視し、国に対して税負担軽減や規制緩和見直しを求める一方で、兵ト協としても原価・コスト管理に基づく適性運賃の収受を強く推進するとした。
最後に、濱(※)田長伸・副委員長（浜田運送）から西部研修会館（姫路市）の現状について報告があった。昭和55年3月に建設された西部研修会館は、今年で築36年を迎えた。経年劣化が激しく、毎年建物の修理に多額の費用がかかっている状況。そこで、建替え検討のための委員会を総務委員会として立ち上げ、来る常任理事会に諮ることとなった。
※・・・・・・「濱」の俗字。
