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第2回トラック輸送における取引環境・労働時間改善兵庫県地方協 |
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「第2回トラック輸送における取引環境・労働時間改善兵庫県地方協議会」が12月10日、兵ト協会館で開かれ、第1回会議の発言要旨とアンケート回収(20件中19件)を確認した後、兵庫陸運部から平成26年度のトラック事業の監査と処分結果を報告した。監査実施(特別2件、臨店47件、呼出34件、呼出指導2件)85件。行政処分は車両停止37件(延べ日車2千203両)、交書警告8件。違反内容では過労防止等(乗務時間等27件、健康管理29件など)101件、教育等(適正診断23件など)38件が上位を占める。 また兵庫労働局からは、本年9月近畿2府4県の労働局で一斉にトラック事業者に過労防止、改善基準遵守等の合同監査を実施、159事業所で法律違反122件(76.7%)、改善基準違反78件(49.1%)の報告があった。 当日は出席の荷主企業委員からトラック輸送の作業現場での改善取組みについて報告が行われた。 川崎重工業(株)(モーターサイクル&エンジンカンパニーサプライチェーン本部)は、各メーカーからの混載した運送業者の納入に対して時間指定を実施、待ち時間を解消、納入量の平準化、工場入場の混雑の回避に努めていることや、入場時の混雑回避(入門証提示)の実施、今後はIC化による自動入門も準備中にあるとした。さらにフォークリフトはトラック台数と時間に対応、自由に使うことも。これに対して運送事業者委員から「附帯業務のフォークリフト作業は料金が支払われているか」の質問に対し同社は「運送業者で協議して支払っている」と回答した。 続いて荷主委員のフジッコ(株)からは、荷下し、積み込みの作業環境の整備(スペース確保等)、多頻度小口輸送の見直し、時間指定の見直し等による輸送の非効率排除への取組みを報告。今後の課題として複数の荷主への共同配送等を新たな取組みとした。 次回(第3回)は28年3月下旬を予定。 |