 |
Copyright（C）Jidousha Shinbunsha All Right Received. このページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。著作権は自動車新聞社、またはその情報提供者に帰属します。 掲載している情報は、記事執筆時点のものです。 |
天谷局長は挨拶で「昨年の交通事故による全国死者数は14年連続で減少しており、事故件数・負傷者数もともに10年連続で減少しております。しかし、死者数減少率は僅かで、高齢者の事故が増加しています。飲酒運転・危険ドラッグによる事故も後を絶ちません。バス事故は昨年の全国事故件数と比較して多くはないものの、ひとたび重大事故が発生するとバスの特性から社会的影響は大きいものがあります。バスは地域の人々の生活、観光の重要な足であり、安心・安全の確保が求められています。今回受賞された事業者は、公共交通機関の責任を深く理解され、運転者から経営トップまで会社を上げての不断の努力の人々で、今後とも無事故が続くことを期待し、取り組みがバス事業界全体のより一層の安全意識の向上につながることを期待しております」と受賞を称え、無事故の継続を求めた。
受賞者を代表して、河上弘輔・阪急観光バス(株)社長は「最大の課題が達成できたのは、ご指導・支援のたまものと感謝します。我々バス事業者を取り巻く経営環境は、少子高齢化による旅客減少、労働力不足など、依然として厳しい状況が続いております。昨年3月には、北陸自動車道・小矢部川サービスエリアにて、バスによる悲惨な事故が発生してしまいました。バス事業者は信頼回復のために、運輸安全マネジメントにおける取組み、バス事業における総合安全プラン2009をこれまで以上に推進しております。本日の受賞を契機として改めて社会的使命・責任を認識し、お客様の安全を確保するべく不断の努力を続けて参ります」と謝辞を述べた。
受賞会社は次の通り。
【大阪】
大阪南海バス(株)、大和観光(株)、阪急観光バス(株)、アクロス大阪バス(株)
【京都】
ヤサカ観光バス(株)
【兵庫】
(株)近畿中央交通、淡路タクシー(株)、イワサバス(株)
【奈良】
奈良観光バス(株)、三光タクシー(株)、(有)山添交通
【滋賀】
(有)森観光、(株)湖西観光、近江兄弟社総合サービス(有)、(株)帝産観光バス滋賀
【和歌山】
南海りんかいバス(株)、(株)南紀トラベルサービス
