自動車ニュース
日産自動車の第44回東京モーターショー2015出展概要
日産自動車は10月5日、第44回東京モーターショー(会場:東京ビッグサイト、期間:2015年10月29日〜11月8日)の出展概要を明らかにしました。

「TEATRO for DAYZ」を世界初公開します。

2020年以降に運転免許を取得する世代を私たちはShare Nativesと定義しました。彼らはこれまでとは全く異なる価値観をクルマに求めています。それを具現化したのが軽自動車EV「テアトロ for デイズ」です。『真っ白なキャンバス』というコンセプトで開発した「テアトロ for デイズ」の最大の特徴は真っ白なインテリア。インストルメントパネルをはじめ、シートやドアトリムはキャンバスとなり、彼らの自由な発想でインテリアをアレンジすることをサポートします。彼らのクリエイティビティは、「テアトロ for デイズ」を通じて仲間とシェアされ、より一層、仲間との繋がりは深くなってゆくでしょう。また、EVである「テアトロ for デイズ」は、時に究極のモバイルバッテリーにもなるため、彼らにとってモバイルガジェットの一つとして映るかもしれません。「テアトロ for デイズ」は、Share Nativesの自由な発想と創造力によって、新しい価値を生みだす素材となり、クルマとしてだけでなく、コミュニケーションツールとして支持されることでしょう。

「NISSAN GRIPZ CONCEPT」を日本初公開します。

今年のフランクフルトモーターショーで初披露となった「ニッサン グリップス コンセプト」は、欧州と日産のデザイナーが共同でデザインした、コンパクトクロスオーバーの性能と実用性、そしてスポーツカーのワクワク感とパフォーマンスを兼ね備えたコンセプトカーです。パワートレインには、電気自動車(EV)技術をベースにしたシリーズ・ハイブリッド EVシステム「Pure Drive e-Power」を搭載しています。同システムは日産リーフと同じ大容量モーターを採用しており、ガソリンエンジンで発電した電気で駆動します。このシステムにより、高い静粛性とすぐれた燃費、そしてスムーズで素早いリニアな加速が可能となります。エクステリアデザインは、ダイナミックに流れる面とシャープなエッジが強いコントラストを表現するデザインコンセプト「エモーショナル・ジオメトリー」に基づいて形作られています。インテリアは、最近の日産車にすでに採用されている、グライディングウィング形状のインストルメントパネルを採用しています。この洗練された軽快なデザインは、力強さとシンプルさを両立しています。

「NISSAN CONCEPT 2020 VISION GRAN TURISMO」がボディカラーを変えて登場します。

同車は、「グランツーリスモ」シリーズを開発したソフトウェア会社「株式会社ポリフォニー・デジタル」と日産の協力のもと、「プレイステーション 3」専用ソフトウェア「グランツーリスモ6」の「ビジョン グランツーリスモ」プロジェクトの一環として制作されました。多くのプレイヤーがヴァーチャルな世界で、日産ならではの卓越したパフォーマンスとイノベーションを体験しています。今回公開する「ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」は、新たなボディカラー「Fire Knight」を身にまとい、日産のデザイン・シグネチャーの一つであるVモーショングリルも更に際立つデザインにリファインされました。これによりゲームの中でもより日産の存在感を高めることになります。

「日産リーフ」がマイナーチェンジします。

一充電走行距離の大幅向上を実現するとともに、「自動ブレーキ」を全車標準とし、安全性能を向上しました。一充電走行距離が280km(社内測定値)となるグレードを追加し、衝突回避および衝突時の被害低減を支援する「エマージェンシーブレーキ」、走行中の車線逸脱回避を支援する「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準装備しています。同車は、2015年11月に日本で発表、同12月に発売予定です。

その他、参考出品として、搭載するバッテリーの容量を増やし、一充電走行距離の大幅向上を実現した「日産リーフ」、市販車をドレスアップした「エクストレイル ハイブリッド モードプレミア」、「ジューク 16GT FOURパーソナライゼーション」、市販車に追加仕様を施した「スカイライン 350GTハイブリッドType-SP クールエクスクルーシブ 」、「フーガ 370GT Type-S クールエクスクルーシブ 」、「セレナ ハイウェイスター Vセレクション2」など、計20モデルを展示します。