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アクセス、移動履歴に連動するIoTクラウド統合ソリューション
ACCESSは6月10日、IoT対応機器・サービスの開発・運用を効率化する、IoTクラウド統合ソリューション「ACCESS Connect」に、人の位置情報や移動履歴に連動したサービスを実現する「Location Profile」の発売を開始しました。

「ACCESS Connect」は、あらゆるモノ(デバイス)をインターネットに接続するための組込み向けソフトウェア開発キット(SDK、Software Development Kit)とサービスをクラウドと連携させるためのBaaS(Backend as a Service)を提供するパッケージソリューションです。ACCESSのプラットフォーム非依存、かつ業界規格準拠の組込みソフトウェアとクラウドにおける高度な技術力、およびサービス提供のノウハウが集約されています。「Location Profile」では、新たに提供開始するキーホルダー型のBeacon(ビーコン)を活用して、人の位置・移動履歴情報を活用したサービスの構築・運用のためのプラットフォームを提供します。

キーホルダー型Beaconは携帯性に優れたデザインを特長としており、低消費電力の近距離無線通信技術であるBLE(Bluetooth Low Energy)モジュールは、防水性に優れ、ストラップ装着可能な小型軽量のケースに内蔵されています(写真参照)。本キーホルダー型Beacon(約1m~30mで電波の調整可能)を身に付けた人が、Beacon対応のアプリ※をインストールしたスマートデバイス近辺、もしくは専用の受信機の付近を移動した際に、携帯するBeaconの特定IDを受信・取得が可能となることから、人の位置情報をリアルタイムで把握できます。取得されたデータは、「ACCESS Connect」のクラウドへ蓄積され、時系列の移動履歴データとして活用できます。

※「ACCESS Connect Location Profile」のBeaconに対応している必要があります。

家の玄関にスマートデバイスや専用受信機を設置することにより、キーホルダー型Beaconを携帯した高齢者や子供の外出・帰宅を、遠隔の家族のスマートフォンへ通知したり、学校施設に同様の機器を設置したりすることにより、子供の登下校を親が遠隔から確認するといった「見守りサービス」のシステム構築・運用が、容易に、低コストで可能となります。また、工場やオフィスなどの大型施設での来訪者の入退室管理や移動履歴システムに導入して、施設のセキュリティに活用したり、従業員の行動履歴データを取得したりして業務効率向上にも利用できます。