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「港湾の安全輸送と活性化に関するセミナー」を開催
神戸港のセキュリティー強化と2年間施設利用料の半減を要望
 よみがえれ神戸港推進委員会(三谷悦雄会長)と神戸港安全戦略研究会は共催で3月27日、神戸市内のポートピアホテルで「港湾の安全輸送と活性化に関するセミナー」を開催し、約600人が参加した。

 冒頭のあいさつのなかで、三谷会長は「長期化が予想されるこの不況に打ち勝つためには港湾関係者が一意団結しなければならない」と呼びかけた。

 また、東京海洋大学の渡辺豊教授が「大不況を乗り切る安全・安心な物流」をテーマに講演した。渡辺教授は「世界的な不況の中で施設利用料を無料にしても貨物は戻ってこない」と指摘した上で、世界に先駆けISO28000を取得したDPWorld社の成功例を解説し港のセキュリティー強化による神戸港の活性化を提案した。

 藤本弘和・副会長は「今回は震災の時よりも酷い。神戸港埠頭公社に対して2年間の施設利用料の半額を求めたい。財源については政府が援助してもらえるよう運動していきたい」と理解を求めた。