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大阪タクシーセンター、47名の善行乗務員を表彰
大阪タクシーセンター(加藤誠会長)は4月21日、プリムローズ大阪で第13回優良運転者表彰式を開催、タクシー輸送で利用者などに親切善行はじめ、行き届いたサービスを提供、特に感謝された法人・個人タクシー乗務員47人を表彰した。

加藤会長は挨拶で「最近のわが国の経済情勢は政府による経済対策や円安により、景気は引き続き回復傾向にあるとされていますが、タクシー事業におきましては、本格的な輸送事業の依然として厳しい状況にあります。こうした状況の中で、本日皆様方は優良運転者表彰を受賞されましたことは大変心強く、そのご研鑽とご努力に深く敬意を表しますとともにこれまで皆様方を支えてこられましたご家族の皆様にも真摯なる謝意を表する次第です。

私どもタクシーセンターにおきましてもタクシーが府民の皆様から、安心安全で信頼される乗り物として評価されますよう、常に利用者の目線に立った事業の運営に取組んで運送の安全と利用者の利便増進に向けて適正化事業実施期間としての目標を着実に果たして参る所存でございます。当センターが実施いたしました利用者の意識調査によりますと近距離利用時におけるタクシーサービスが向上すれば、利用を増やしたいと思っておられる方々も数多く居られます。皆様方には、これからもタクシー事業の先頭に立って、市民が安心安全快適に利用できるよう引き続きご努力をお願いいたします」と述べて受賞を称えた。

来賓祝辞で阿部竜矢・近畿運輸局自動車部長は「タクシー産業の主役はドライバーの方々です。直接利用者の方々と接するドライバーの皆様方が主役です。遠方からこられた方がその都市の最初に接することが多いのがタクシーのドライバーで、その都市の印象を決定付けるものです。まさに、この大阪の都市の格を決めるのが皆様方ドライバーであるといっても過言ではないかと思います。大変心温まるサービスを皆様に提供していただき、日々の精進の賜物であろうと思っている次第です。タクシーにつきましては昨年度から新しい法律が出来まして新しい制度が動いているところです。運賃をどうするかあるいは数をどうするかといったことについての議論が、交わされているわけですが、やはり原点は利用者にいかにサービスを提供し続けていくかです。このすばらしいサービスの提供は変わることなく続いていただきたいと思います。それが続いている限り、どういう制度になろうとも大阪のタクシーは大丈夫。他のドライバーの模範となるべくご指導いただいて、大阪の都市の格をますます高めていただくように強く願います」と期待を込めた。

冨田朝昭・大阪府警本部交通部総務課長は「最近の大阪府下の交通情勢は、今年は今現在死者65名、前年プラス29名と非常に死者数が増加傾向にあります。夜間、高齢者、自転車ということでこの三つのキーワードで非常に多発しているという状況です。今大阪府警でハイビーム・ロービームのこまめな使い方をしていくださいということをドライバーの方々にお願いをしております。もうひとつ増加の原因が路上で倒れている方を誤って轢いてしまったという事故がですね昨年今現在で0件だったのが今年は5件ということでこれも多くなっております。受賞の皆様はプライドを胸に輪を広げていただきますことを祈念いたしまして、挨拶とします」と。続いて三野文男・大阪タクシー協会会長は、「皆様の受賞は業界のイメージアップに貢献したもので、心から敬意を表します。受賞を契機に、他の模範としてサービス向上に各職場で精励されますようお願いします」と感謝を述べ祝辞とした。

受賞者は次のとおり(敬称略)
法人=小山明英(朝日自動車)▽井田隆(池田タク)、東誉士史、藤野太郎、前田昭(以上、茨城高槻交通)▽浅野進、有元太一、岡崎秀樹、岡田理恵、岡本英雄、小西直英、坂本正行、鈴木康弘、田中哲司、田村公介、中分幸夫、林恵治、福櫻幸雄、藤井賢一郎、丸山勝弘、山先裕之(国際興業大阪)▽植村公憲、縄本耕一郎、西稔輝之(以上、堺相互タク)▽安藤末義(さくら交通)正田富朗(小豆島タク)▽宮脇孝志(新東宝自動車)▽乾健、勝村敏男、寺浦利爾(以上、千里丘タク)▽上山修一、瀧野吉孝、宮本保幸(以上、日本交通)▽保本六雄(日本交通大阪)岡崎稔、田中勝久、柳田幸一(以上、日本タク)▽新家淳次(枚岡交通)▽小倉正雄(南大阪第一交通)▽中平進、遊喜敏郎(以上、未来都)。