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HondaJet 米国連邦航空局から事前型式証明を取得 |
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ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(本社:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市 社長:藤野 道格)は、現地時間2015年3月27日に以下の発表を行い、その内容を3月30日発表しました。 ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、以下HACI)は、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)より小型ビジネスジェット機「HondaJet」に対する事前型式証明(Provisional Type Certificate、以下PTC)を取得したことを発表しました。 これは、HondaJetの設計が安全性および耐空性の基準を満たしていることをFAAが認定し、最終の型式証明が間近であることを意味するそうです。 HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野 道格は、「今回のPTC取得は、HondaJetにとって非常に大きな節目です。私たちは、FAAから要求される各種試験や書類審査をほぼ完了しており、間もなく最終の型式証明を取得できる見通しを得ました」と語りました。 FAAアトランタ航空機認定部の責任者であるメルビン・テイラー氏は、「HondaJetに対するPTCの発行をうれしく思います。新しく設立された航空機メーカーであるHACIがPTCを取得したことは、航空機メーカーとして重要なマイルストーンを達成したと言えます。HACIとFAAのスタッフの多大な努力と協力関係の結果と言えるでしょう。アトランタ航空機認定部は、先進的な航空機であるHondaJetを市場に送り出すプロセスに参加できて誇りに思います」と語りました。 HondaJetは、これまで全米70ヵ所以上で2,500時間を超える飛行試験を実施しています。生産工場では12機が最終組立工程にあり、今後FAAによる最終の型式証明取得後、機体の納入を開始していく予定としています。 PTCに署名するテイラー氏とそれを見守る藤野社長 喜ぶ関係者ら |