自動車ニュース
全世界で99台限定のモデルを日本国内で6台限定発売アウディ (1/2)
● ルマン 24時間耐久レースを冠した全世界で99台限定のモデル
● 日本にて6台限定発売
● レーザーハイビームを搭載
● 10月11日-12日のWEC第6戦 富士スピードウェイにて日本プレミア展示


アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大喜多 寛)は、ルマン24時間耐久レースを冠し、レーザーハイビームを搭載した世界99台限定のAudi R8 LMXを6台限定で日本に導入することを発表いたします。来る10月11日-12日のWEC第6戦の富士スピードウェイにて日本プレミア展示を行い、日本での納車開始は2014年10月中旬以降を予定しています。

アウディは自動車のライティング技術開発のトップランナーです。2008年、Audi R8は世界で初めて オールLEDヘッドライトを量産車に採用、2012年にはダイナミックターンシグナルも搭載されました。今年3月にデビューした新型Audi A8ではマトリックスLEDヘッドライトで自動車ライティング分野に新たな章を開きました。そして今回、Audi R8 LMXで次のステージへと登ります:ハイビームにレーザースポット技術を採用しました。これは照射距離を大幅に広げるもので、Audi R8 LMXのようなスーパーカーにとって理想的なライトとなります。

LEDとレーザーハイビームの組み合わせは、今年6月14日/15日に行われたルマン24時間耐久レースで、Audi R18 e-tron quattroに初めて採用され、アウディは生産車に搭載する新技術をレースでテストしていくというこの伝統を常に実践しています。ライティングで最大の照射範囲、距離を得ることはレースドライバーにとって大きなアドバンテージとなり、特に夜間の走行において通算13勝、5連勝というアウディの成功の重要な要素となりました。そのレーザーヘッドライトをAudi R8 LMXにも搭載することは、ライティング技術におけるアウディの優位性を示すものであり、この技術がお客様にもたらす安全性は、まさにVorsprung durch Technik(技術による先進)を体現するものです。

新しいレーザーハイビームでは、ヘッドライトにつき1つのレーザーモジュールが、オールLEDヘッドライトの2倍の範囲で光を照射します。各モジュールは4つのハイパワー レーザーダイオードからなります。径わずか300ミクロンのこれらのレーザーダイオードが、450ナノメートルの波長の青いレーザービームを発します。蛍光体コンバーターがこれを路面照射に適した色温度5,500ケルビンの白色灯に変換します。これは人間の目にとって理想的なもので、ドライバーが明暗のコントラストを認識しやすく、疲れを軽減します。車速60km/h以上で稼働するレーザースポットがAudi R8 LMXのLEDハイビームを補完し、視認性と安全性を著しく向上させます。カメラベースのインテリジェント センサーシステムが他の走行車両を認識し、これらに照射しないよう自動的にライトパターンを制御します。