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日産、ワンウェイ型大規模カーシェアリング実証実験の継続を決定
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)と横浜市は、19日、昨年10月より1年間の期間期限で実施している、ワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」を、1年間延長すると発表しました。

「チョイモビ ヨコハマ」は、日産の超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型大規模カーシェアリングです。昨年10月11日から「低炭素交通の推進」、「都市生活・移動のクオリティアップ」、「観光の振興」を目的に、本年9月30日までの約1年間の期間限定で横浜市と共に実施してきました。結果は、以下の通りです。

・会員数:10,651人※9月15日時点 (当初計画10,000人)
・ステーション数:63カ所 131台分 ※9月15日時点

●主な利用状況(1回あたり):利用時間は約16分。移動距離は約3km。
●利用者からの声
・毎月気づくと数時間利用している。近所への足にとても重宝している。
・実証実験ではなく本格始動をしてもらいたい。
・小型で乗りやすい。手軽に利用できる。
・横浜のランドマークになっている。

本年10月からの実証実験第2期では、この第1期の利用実績をもとに、横浜市を中心に地元企業、商店街、公共交通機関との連携をさらに加速させ、今後地元のサービスとして自立できるビジネスモデルを構築できるよう目指していきます。

同時に、第一期の利用実績をもとにしたシミュレーションを行い、効率的な運営及び料金、事業体系を模索していきます。

合わせて日産は、ゼロ・エミッションリーダーとして、国土交通省による超小型モビリティ認定制度の下、今後も、超小型モビリティの活用による新しいモビリティの実現や、移動や生活の質の向上の可能性を追求してまいります。

■「チョイモビ ヨコハマ」延長実施概要
(1) 実施期間:2014年10月1日(水)から2015年9月末

(2) 運用車両:「日産ニューモビリティコンセプト」 50台予定
※運用車両は利用実績を鑑み、70台から50台に減らし効率化を図ります。

(3) 貸渡返却拠点(カーステーション):横浜駅・みなとみらい・関内を中心とした60箇所(約110台分)予定
※ステーション配置も利用実績をもとに、最適化いたします。
※カーステーションの詳細については「チョイモビ ヨコハマご利用のご案内」またはhttp://www.choi-mobi.com を参照ください。

(4)走行範囲:横浜市内
※高速道路や自動車専用道路は走行できません。

(5)料金体系:第2期から料金体系を見直し、会員登録を有料とし、個人利用に2つのプランを導入します。
Aプランは、通勤や法人での利用など、定期的に利用される方を想定しており、1,000円の月会費でひと月50分まで無料でご利用いただけます。51分以降の料金は第1期と変わらず20円/分です。
Bプランは、観光など都度でご利用する方を想定し、1分あたりの利用料金を30円としますが、月額会費は不要です。

・会員登録料(安全講習及びICカード代):1,000円
・Aプラン: 20円/1分 無料利用 50分/月 月額会費:1,000円
 Bプラン: 30円/1分 無料利用 なし   月額会費: 0円

10月21日までは既存の料金体系で継続し、11月1日から新料金体系に移行します。なお、現在登録中の会員の方々には、10月以降、別途ご連絡します。
(10月22日から31日まではシステム更新のため、運用を一時停止します)
尚、第一期運用期間中の会員募集は9月30日までとなり、第二期運用では10月末に会員募集を開始します。

(6)事業協賛の募集
持続可能なビジネスモデルの一つとして地元企業からの協賛、個人サポーターを募り運営します。


■「日産ニューモビリティコンセプト」概要
・リチウムイオン電池を搭載した電気自動車
 最高速度時速:80km
・長さ:234cm、幅:123cm、高さ:145cm、
 車両重量:500kg、乗車定員:2名