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第一交通産業グループの大阪第一交通（堺市堺区）は3月10日から、堺市の受託事業として、鉄道駅やバス停から離れた地域と鉄道駅を結ぶ乗合タクシーの運行を開始した。堺市では初の試み。
堺市では、高齢化の進展によって自ら車を運転できない住民らが増加。買い物や通院といった日常生活を支える移動手段の確保が不可欠となっている。このため、路線バスと同様に運行ルートや停留所、ダイヤを設定し、利用者から予約があった場合に乗合タクシーを運行。平成28年3月までの2年間は実証運行を行い、利用状況や地域住民の意見などを参考にしながら、より利用しやすくなるよう取り組む。
利用には乗車の1週間前から当日の3時間前までに電話による予約が必要。セダン型タクシーを使用し、乗客定員は4人で、定員を超える場合は車両を追加する。
運行日は祝日や1月2、3の両日を除く月曜から金曜までで、午前、午後それぞれ2便ずつ。運賃は大人300円、小学生以下150円。運行区域は鉄道駅やバス停から離れた地域を対象に9ルートを設定した。