自動車ニュース
三菱ふそう、海外向キャンターGVW8.55t中型トラック投入
三菱ふそうは、海外向にキャンターGVW、車両総重量8.55tの中型トラックを市場投入したことを発表した。
オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ各国では既に発売を開始しており、今後はシンガポールなどへの展開を計画中だ。

この中型トラックは、小型トラック「キャンター」のプラットフォームをベースに、中型車並みの積載量を実現している。車両総重量増加に対しブレーキまわりの強化等を行い、安全性能を確保している。また、欧州ではGVW7.5tを境に車両セグメントが変わるため、安全法規対応のための装備を追加している。
顧客のビジネスにおいても、小型車クラスの初期導入・維持管理費用と、1クラス上の積載量による物流の高効率化を実現する。

車両スペックは、4P10ディーゼルエンジン、排気量3,000cc、6速DUONIC®(機械式自動変速トランスミッション)/5速マニュアル。

同社は、企業ビジョンである「FUSO 2015」において、「海外事業の収益性改善」を活動の柱として取り組んでおり、2015年までに「販売台数を年間20万台まで増加」を目標としている。