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ホンダ、インドで二輪車の第四工場の建設を決定

ホンダのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI)は、2月5日、インドにおける第四工場の建設を決定した。

第四工場は、グジャラート州アーメダバード地区に建設し、2015年度下期の生産開始を予定している。コンパクトかつ環境に配慮した2本の組み立てラインを持ち、年間生産能力は120万台の規模となる。この工場では主にスクーターを生産し、およそ3,000人の新たな雇用を生み出す見込みだ。また、取得した用地は約80万m2で、初期投資額は約110億ルピー(約189億円)(*1)。

インドにおける二輪車市場が2012年から2013年にかけて成長がほぼ横ばい(*2)となるなか、ホンダの販売台数は27%の成長を遂げ、市場シェアにして22%を獲得している。
HMSIは、今年1月に第三工場について年間60万台の能力拡大を行ったが、この第四工場の新設により、2016年には、現在の460万台と合わせて年間生産能力が580万台となり、今後長期にわたって拡大が見込まれる市場への対応に備える。

また、多様なニーズを持つインドの顧客に対応するため製品強化を行うとともに、安全運転の啓蒙を目的としてインド国内の販売店にライディングトレーナーを配置しているが、2014年2月からは、従来の英語版に加えて、ヒンドゥー語版の導入を開始する。
これらの取り組みを行うとともに、「良い物を早く、安く、低炭素で顧客に提供する」という生産体制を構築する。


*1 1ルピー=1.72円換算(2013年12月30日レート)
*2 インド全体市場での販売台数は、2012年暦年が約1,384万台、2013年暦年が1,438万台(ホンダ調べ)