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次世代システム機器提供目的に合弁会社 東京R&D  

 東京アールアンドデー(東京都千代田区)は1月10日、自動車業界と電気業界向けの開発実績とノウハウを融合し、新サービス・新商品の展開を加速させるため、Mywayプラス(横浜市西区)と合弁会社「MYWAY PUES」を設立したと発表した。
 電力変換技術分野では、次世代半導体SiC を活用した機器の小型化・高効率化に注目が集まり、自動車産業部では自動車の電動化や省エネルギー化というエコカーの普及が進んでいる。合弁会社では、MywayプラスのSiCを活用した高効率な新エネ商品や蓄電システムなどの環境対応型エネルギー分野での電力変換技術と、東京R&Dの自動車設計、統合技術を生かし、自動車メーカーと電機メーカー向けに開発支援サービスやスマートグリッド、V2Gなどのエネルギーマネジメント領域で必要となる次世代システム機器の提供を展開する。まずは、自動車用モータ評価受託サービス事業をスタートさせ、地球環境に配慮した商品の普及を加速し、持続可能な社会の実現に貢献していくという。
 出資比率はMywayプラスが51%、東京R&Dが49%で、資本金は1000万円。今後の事業展開として、自動車関連領域が自動車用モータ、インバータの試作設計、カスタマイズ、小ロット提供事業、車載機器の提供事業、スマートグリッド関連領域はエネルギーマネジメントシステムと車両をつなぐ電力変換器の提供事業、スマートグリッドやV2Gに関わるシステムの開発提供事業などを挙げている。