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運輸事業者向けにガラスコート剤を発売  国際興業グループ

 国際興業グループは11月26日、運輸事業者向けの窓ガラスコート剤「ウロコバリア」を発売すると発表した。
 薄い膜状に広げる親水効果により、ガラス表面に付いた水滴を流れやすくし、ウロコ状の水垢痕の固着を抑制。短時間で簡単に塗布でき、少量で効果を発揮するため、安価で効率性にも優れている。
 従来は水垢を落とすために劇薬を使用する場合もあり、作業者の手肌やガラス表面を傷めてしまうのが課題だった。このため、国際興業グループでは2005年にガラス水滴痕除去剤「ウロコ被膜除去クリーナー」を発売。その後、ユーザーから「せっかくウロコを除去しても、しばらくすると再び元の状態に戻ってしまう」などの声が挙がったため、「ウロコバリア」の開発に着手した。
 「ウロコバリア」は「ウロコ被膜除去クリーナー」と併用することで、水垢痕の除去から抑制までをカバーし、メンテナンス性も向上。既に同グループのバスでも使用を開始しており、今後は鉄道、タクシー、船舶、トラック、ガソリンスタンドなど、車両の窓ガラスを取り扱う事業者に向けて販路を拡大していくという。