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10期テーマ「継往開来」を採択  NGP

 日本自動車リサイクル事業協同組合(NGP、長谷川利彦理事長)はこのほど開いた総会で、今期のテーマとして「継往開来」を採択した。顧客との信頼関係構築が業界リーダーとしての責任と責務ととらえ、NGPの伝統、結束、協調のDNA継承を目指す。
 今期から2年間を500億達成への最終章とする計画を立て、組合員の部品生産力を強化する施策を引き続き展開。カイゼン塾は今期も無料で実施し、生産金額1000万未満の組合員は強制的参加による指導を行う。また、教育委員会が計画している必須研修も無料化を継続させ、生産現場力の向上を実現する。
 車両仕入強化については、各支部理事に対して仕入営業強化策を支部単位に検討するよう指示。B to C向け仕入拡大に向けて「廃車王」サイトを新しく立ち上げ、組合員の車両仕入を支援する。
 廃車買取サイトとしては業界初の廃車オークションシステムを取り入れ、来年2月から全国ラジオC放送を開始。物流費コスト低減対策として、リターナブル梱包資材利用拡大に力を入れるため、物流委員会を新たに設ける。
 今期から本格的な活動を展開する青年部会は、次世代を担う優秀人材育成を目的に、理事会が活動をフォローしていく。