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スペーシアを福祉車両に  スズキ

 スズキは10月28日から、車両後部の格納式スロープを使って車いすに乗ったまま乗り降りできる軽乗用車「スペーシア 車いす移動車」を福祉車両ウィズシリーズに設定し発売を開始した。
 広い室内空間、使いやすさ、安全性能、環境性能を高い次元で実現した「スペーシア」の基本性能を生かしながら、車いすを使用する際のスペースとスムーズな乗り降りを実現。エネチャージ、エコクールなどの次世代環境技術「スズキグリーン テクノロジー」を取り入れた。
 折りたたみ式のリヤシートで、4人乗車時でもベース車同等の後席スペースを確保。ワンアクションで簡単に開閉できるテールゲート一体型スロープを採用した。スムーズに準備ができるため、介助者の負担を軽減するとともに、段差のない1枚スロープにより車いすでの乗り降りの際の振動も軽減した。
 車いすでの乗り降りをアシストする電動ウインチとワイヤレスリモコンを全車に標準装備。電動ウインチはベルトを素早く引き出せるフリーモード付で、介助者の負担を軽くした。
 価格は157万7000円〜170万2000円。