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EV積載可能な充電を販売 マイダス・ラボ

 マイダス・ラボ(東京都新宿区)は9月18日、EVが電欠した際、その場に出向いて応急充電を行う「電欠レスキュー」の導入を支援するため、米国のAndromeda Power LLCの販売代理店として、市販EVに積載可能な急速充電器「ORCA Inceptive」の取り扱いを開始すると発表した。
 ガソリン車に比べ、1回の充電で走行できる距離が少なく、電欠に対する不安がEVの普及を阻む一要因となっている。そのため、EV自体を給電カーとして利用する、EVによるEVのための電欠レスキュー構想「EV to EV concept」を提案している。
 「ORCA Inceptive」は、日産「リーフ」のトランクに搭載できるCHAdeMO仕様(最大出力50kw)の急速充電器。電欠車両に対し、6〜10分で30〜40km走行可能な電力を充電できる。給電用エネルギーは、電欠レスキュー車自身の走行用バッテリーを使用する。発電機や追加バッテリーの搭載が不要なため、低コストで簡単、迅速に電欠レスキュー車の導入が可能だ。