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大阪独自の認定制度スタート 大阪府タクシー特定地域合同協議会

 大阪府タクシー特定地域合同協議会は8月5日から、タクシー運転手の品質向上と健康管理の充実・強化に向けた認定制度をスタートさせた。
 一定の要件を満たす事業者を認定して公表するもの。地域公共交通機関としての安全輸送の確保と利用者の利便性・快適性の向上を図る。大阪独自の業界全体の取り組みで、制度を活用してタクシーの適正化と活性化も目指す。
 「運転者の質の向上」の面では採用基準を明確に公表しているか、接客サービス向上、地理習熟のための研修を定期的に行っているか、苦情窓口を開設して対応できる体制を整備しているかなどが認定要件。
 「運転者の健康管理充実・強化」は、65歳以上運転者の適齢適性診断などの受診・受講、産業医の選任、「自動車運送事業に係る交通事故要員分析報告書、事業用自動車の運転者の健康マニュアル」に基づく健康管理の実施などを求めている。