自動車ニュース
大阪にリサイクルセンターを開設   ブリヂストン

 ブリヂストングループのブリヂストンタイヤジャパン(東京都中央区)は7月16日、トラック・バスタイヤ専用のリトレッドタイヤ製造工場と廃タイヤ中間処理工場を集約した「タイヤリサイクルセンター大阪」を開設した。
 グループ全体で取り組んでいる環境対策の一環。使用済みタイヤを回収し、リトレッドタイヤへ再使用と燃料としての再利用を目指す新たな試み。従来の商品による「使用時中心の環境対応」から、タイヤの生産、廃棄段階に至る「ライフサイクルの大部分を通じた環境対応」へと活動を進化させる。
 リトレッド工場は、これまで大阪府と兵庫県内にあった2拠点を統合。設備面も増強し、国内最大級の敷地面積、生産本数を実現した。施設面でも騒音や土壌汚染の未然防止対策など、周辺環境へも配慮した。
 中間処理工場では、リトレッド加工できない廃タイヤの収集運搬と破砕処理を行い、燃料として再生。製紙会社や製鉄会社に販売する。