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「より多くの人に移動する喜びを提案」するため、1999年から研究を続けている歩行アシストの実用性を検証するのが目的。ASIMOと同様に、人の歩行研究の蓄積をベースに開発した協調制御技術を採用。歩行時の股関節角度センサーの情報をもとに制御コンピューターがモーターを駆動することで、左右の足の振りだしと蹴りだしのタイミングの対称性を改善する。また、歩幅の拡大を促し、より楽な歩行を可能とした。
ホンダ独自開発の薄型モーターと制御システム、シンプルなベルト着用式を取り入れ、小型化と総重量2.6kg以下という軽量化も実現。装着時の負担を軽減するとともに、さまざまな体格に対応できるようにした。
これまで、7つの病院で歩行アシストを用いたリハビリテーションの共同研究を継続。広くモニターを募り、100台を貸し出すことで、実務の現場からさまざまな意見を集約し、製品の使いやすさや機能強化を図っていく。
※【お詫びと訂正】記事タイトルに、一部誤りがございました。正しくは「歩行アシスト」は有償での貸出です。関係者にご迷惑をかけ深くお詫び致します。
