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超低床電動トラックを開発 日野自動車

 日野自動車は2月28日、超低床・前輪駆動の電動小型トラックを開発したと発表した。
 従来のエンジンとトランスミッションの代わり、コンパクトなモーターをキャブ下に搭載。バッテリーを荷台床下のフレーム内側に配置し、そのほかの電動ユニットをキャブ下に収めた電動小型トラック専用プラットフォームにより、従来の後輪駆動車では困難だった超低床を実現した。
 これによって荷役作業性が大幅に向上するほか、ドライバンを架装した場合の室内高を1.8m確保しながら、全高2.3m以下に抑えることが可能で、地下駐車場への進入にも支障がないようにした。主に商業施設が密集した都市部での短距離走行を想定。さらに「店舗内、倉庫内、空港などの大規模施設内での用途や、夜間・早朝の稼動等、場所と時間を選ばない幅広い活用が期待できる」としている。
 今後は公道走行のための認可を取得した後、実路での評価・確認を行う予定。