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SGホールディングスグループの佐川引越センター（東京都江東区）は2月12日、2月21日から社名を「SG ムービング」に変更すると発表した。
SGホールディングスグループでは3月21日からスタートする次期中期経営計画「サードステージプラン」で、グループシナジー強化のほか、現在展開中の大型家具・家電の設置輸送業務や美術品輸送・ルート配送事業など、引っ越し以外の事業領域のさらなる拡充を盛り込んでいる。
それを踏まえ、引っ越し専業者というイメージの現在の社名を刷新することにより、グループシナジーと新たな事業領域に挑戦する未来像を表現した。
合わせて、主力の引っ越し事業における新たな取り組みとして、業界発となる「カーボン・オフセット引越輸送」の提供を始めることも発表。引っ越しで集荷・配達時の輸送車両から排出される二酸化炭素（CO2）を、東日本大震災の被災地で創出されたオフセット・クレジットを用いて相殺する。
これにより、顧客は環境負荷軽減と震災復興支援に寄与できるメリットがあるという。オフセットに必要な追加費用や証明書の発行手続きにかかる費用はすべてSGムービングが負担する。
「カーボン・オフセット引越輸送」は、環境省が実施しているJ-VER制度を活用した東日本大震災の被災地復興支援に関する事業者に採択されている。今回は、岩手県の「釜石地方森林組合」が創出したJ-VERを活用するという。