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明石無線グループに聞く (2/2) |
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速度制限を設ける ドライバーの安全を確保するため、速度制限を設けました。そうすることによりドライバーの走行中の平均時速が10 から20 キロ落ちました。ブレーキを踏むタイミングが遅くなればなるほど、視野が狭くなり事故を起こしやすくなります。ドライバー全体の走行時速が落ちることにより事故防止にもつながり、燃費も向上しました。 狭い道でも時速70 キロを平気で出すドライバーを見かけます。走行時速を落とすために、速度を出すくせのあるドライバーを呼びだし、自身のタコグラフと日報を見せながら「自分が管理職だったら、このようなドライバーを雇いたいと思うか?」と問いかけながら、教え込んでいきました。 アイドリングストップの励行 真夏・真冬以外は、タクシー乗り場でのアイドリングストップを励行しています。お客様にご乗車いただくにあたり、冷暖房を切って待つのはどうかといった意見もあります。しかし、地球環境問題などを考えると、“ 人として当たり前のこと” は実施しないといけないと考えます。 そうすることにより燃料使用量が大きく落ち、気候の良い時には11.4%も下がりました。 笑顔研修と人材育成への投資 接客業である限り、笑顔が大切です。お迎え時など4 か所の笑顔チェックポイントを作り、新入社員は出来るまで徹底して笑顔の練習をさせます。また、全ドライバーに対して2週間に1回開く研修会で笑顔のチェックを行います。 中には笑顔を作れず、合格まで3 カ月もかかったドライバーもいます。そのドライバーは社内で問題を起こすことも多かったのですが、今では最優良ドライバーとなり、大きく成長しました。 弊社ではドライバーをやめさせないことをモットーに人材育成に根気強く取り組んでいます。 明石タクシーについては離職率が低く、平均年齢は53 歳と若手が集まっています。 稼働率を上げる努力 社員の給料を少しでも上げてあげたい。そのためにも高い無線の稼働率を確保することが大切です。ナビを活用することにより、明石タクシーの車両の稼働率は90 から95%を保っています。良いドライバーを確保するためにも、他社より良いお給料が出せないといけない。だいたい10 万円、他社と給料に差をつけなければならないと考えています。 現在、ドライバーの勤務は隔勤で、もちろん健康保険にも加入しています。昼と夜との勤務体系をとるとさらに稼働率があがるので、検討しているところです。 構築した地元の人間関係が生きる 高校時代はテニス部に所属し、楽天株式会社の三木谷浩史社長とダブルスを組んだことが懐かしい。20 代は海が近いので、遊びに出かけ、さまざまな業種に勤める地元の友人がたくさんできました。タクシー業界のみならず、いろいろな業界で活躍する方と交流をするように心がけています。 |