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インタビュー 桜井日出男 県自動車リサイクル処理工業会 会長
「会」だから出来る 兵庫県自動車リサイクル処理工業会 桜井日出男会長

 兵庫県自動車リサイクル処理工業会の会長に就任した桜井日出男氏(46歳、(株)桜井)は「父、母、兄のあと私ですから、何代目と称するんでしょうね。息子2人には『継がなくていい。会社は残すがお金は残さない』と言っている」とか。息子さんがアルバイトで来た時は、最もしんどい現場に配し、担当者に任せた。「息子にやる気や能力がない場合、会社にも従業員にも迷惑だから」。

 同会をひと言で表現して下さい
 「廃車を適正処理する事業者の集まりです」。

 抱負は
 「行政との折衝とか 陳情など、会でしかできないことがある。情報交換の場として会員に貢献できる。商いが激変する時代だけに、既に入庫し始めたハイブリッド車の取り扱いで低電圧講習を開き、コンプライアンスを高めたり、ネットオークションのスキルアップなど、会員がより生き残れるように場を設営していきたい。幸い、皆にまじめに取り組んでいただいている。組合員のために事業展開すれば、自然と新入会員も増えるはず」。

 「理事長は何度も断ったが、 趣味の海釣りへ共によく行く多田幸四郎相談役から受けろ と指導されました」。

 2年後は
「会は会員を増やし団結力を高めたい。会社は淘汰の時代に負けない体質へ変化していきたい。私はすぐ怒っていた自分を反省し、従業員の成長につながるよう、自身の成長を図りたい」。

【インタビュー】