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神戸市らタクシーのマナーアップを啓発 (3/3)
 各団体の取組みでは、神戸商工会議所では「第2回神戸学検定」を実施(9月28日)。初級107名(合格率23%)、中級19名(6.1%)で合格率が低く、改善したいと。法人タクシーからは「駅から観タクン兵庫」の実施、タクシー乗務員コンテスト、一般モニター乗り込み調査、防犯対策、運転者登録制度、神戸・阪神間運賃改定、禁煙タクシーのりば設置など説明。個人タクシーはマナー向上とマスターズ中核リーダーの養成、「お客様ご要望カード」設置等を説明した。

 ひょうごツーリズム協会の矢嶋正枝マネージャーは「ディスティネーションキャンペーン兵庫(4月.6月)の期間中に「優良運転者乗り場」の設置を提案し、「頑張っている運転者が報われるシステムを作ってほしい」と主張した。これには個人タクシーと兵庫県、神戸市関係者も賛意を示した。これに対して木下健三県タクシーサービスセンター長は「優良運転者は毎年20人程表彰している。優良の定義がはっきりしないと運転者でトラブルとなる。のりばへどれだけ来るのか。場所も限定されておりこれ以上ののりば設置が出来るか」と早急な設置に難色を示した。しかし今後の検討課題となった。

 同会議は、春・秋の各1日タクシーのマナー向上キャンペーンを実施し、JR三ノ宮と新神戸駅のりばでリーフレット、チラシ等ドライバーに配布する。また、マナーモニター調査を三ノ宮、新神戸、神戸空港で実施することを申し合せた。