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【対談1】タイムズ24とBMW「カーシェアの可能性は?」 (2/3)
—— タイムズ24をパートナーに選んだ理由は?

佐藤氏:実は、はじめから「タイムズプラス」を存じ上げていたわけではありません。内津さんからご提案いただいたのが直接のきっかけです。当社の経営幹部に対し、内津さんに熱意あるプレゼンテーションをしていただきました。それが決断にいたるきっかけです(笑)
カーシェアリングを始めたのはドイツ本国より日本の方が早かったのですが、それはタイムズ24さんというパートナーがいたからです。

——「タイムズプラス」が様々な車種を揃える理由は?

内津氏:現在、19車種を設置しています。コスト的にいうと、1車種の方が手間がかかりません。しかし、カーシェアリングを「楽しいな」と思ってほしいし、「Fun to Drive」を車に興味のない人にお伝えしたかったのです。要は、カーシェアリングは試食コーナーみたいなもの。同じものばかり食べていても、美味しいか、美味しくないか分かりません。食べ比べをして初めて分かります。カーシェアリングもそれと同じで、あえて採算が合う程度までの車を揃えて、ショールームのような形を目指しています。

—— 今後、どのような車種の導入を検討されていますか?
内津氏:トヨタのアクアを導入しました。真っ先に新しい車を入れると、お客さまにとても喜んでもらえます。お客様から「新しい車を入れてくれてありがとう」という声をいただきます。今後も人気のある車種を導入して、「タイムズプラスに行けば楽しい車に乗れる」という風に努力していきたいと思っています。

佐藤氏:自動車メーカーの視点から言わせてもらえば、新しい車はディーラーに行けばショールームがありますし、実際に街中を走っているのを見るのもインパクトがあると思います。ただ、「ディーラーには行きにくい」というお客様もいらっしゃるので、新しい車を「タイムズプラス」にタイムリーに置いてもらえたら、「街角の走るショールーム」的な効果が期待できます。我々としては、できるだけ新しい車であればあるほど置いていただきたいという思いはあります。