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運賃・最低車両問題を近畿から―近畿トラック協会理事会 (2/2)
を起こそうと声を上げた結果、6月15日の燃料高騰総決起大会につながり、燃料サーチャージについて日本商工会議所などで真剣に議論されるまでに至った。サーチャージ収受方法を学ぶセミナーも全国で開かれる。大阪では7月9日の開催予定だ。
 
 次にムーブメントを起こしたいと坂本会長が考えているのは、国土交通省で開かれているトラック産業の将来ビジョンに関するあり方検討会(トラックビジョン)だ。トラック業界は事業者数が増え、運賃の過当競争や多重構造問題が深刻化している。現状にあわない運賃と最低車両台数について規制緩和以降の見直しをするもの。来賓挨拶で全日本トラック協会の細野高弘専務理事は「坂本会長の声掛けのもと全日本トラック協会でトラックビジョンの検討会を立ち上げることを考えており、正副会長会議で今後詰めていきたい」と紹介した。どのように坂本会長がリーダーシップを発揮されるかが期待される。