自動車ニュース
死角に入った車両や障害物の検出、スターターキット販売 ZMP
 株式会社ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は本日、超高速小型組込みオプティカルフロー(相対速度検出)センサモジュール 「e-nuvo OpticalFlow-Z スターターキット」の販売を開始した。

 OpticalFlow-Z は、カメラ・FPGA・メモリを一体とした5cm 角の組込みセンサモジュールで、FPGA にて実装したオプティカルフローにより最大240fps の高速計測が可能だ。
 自動車・超小型車や次世代モビリティ等の移動体で、死角に入った車両や障害物を検知するといった用途に使用可能だ。
 スターターキットは、このセンサモジュールに、アルミケースとスタンド(吸盤付き雲台)をセットにしたもので、車両や機器への搭載、計測方向の調整が行いやすく、研究開発において利用しやすくなる。

価格は一般32万円(税別)/アカデミック22万円(税別)で、既に受注を開始している。

 超高速小型組込みオプティカルフローセンサモジュール e-nuvo OpticalFlow-Z スターターキット

http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/of-z.html#starterkit

【カメラ一体・組込み小型センサモジュール】
50mm×50mm、約19gの基板にカメラ、FPGA、CPU、メモリを搭載。PCを用いずに、オプティカルフローによる最大240fpsの高速計測が可能。

【アルミケース・スタンド】
アルミケースによりキズやホコリなどから基板を守る。吸盤付きスタンドでガラス面や机、機器の壁面等への装着が可能だ。また、自由雲台により、計測方向を自由に調整可能。

【用途】
・自動車メーカ、自動車関連メーカにおける相対速度検出センサとして
- 死角に入った車両や、並走・追い越し車両用の検出
- 歩行者や障害物の検出

・福祉車両、農業機械、などその他車両における予防安全センサとして
- 歩行者や障害物の検出 など

・ロボット・移動体におけるモーション検出センサとして
-回転角度や移動速度の検出 など

【主な仕様】
フレームレート:最大240fps
マイコン:ARM Cortex-M3 120MHz
メモリ:1Gbit/128MB DDR3 SDRAM
フラッシュメモリ:64Mbit/8MB
インタフェース:CAN/USB/LVDS
サイズ/重量:
(基板のみ)50×50×19mm/約19g
(ケース付き)82×70×24mm/約90g
(スタンド):φ65×85mm/約90g

【価格】
e-nuvo OpticalFlow-Z スタータキット 一般32万円/アカデミック22万円(税別)
<内容>
-OpticalFlow-Z モジュール ×1
-LCD ディスプレイ ×1
-専用ケーブル(USB) ×1
-電源ケーブル ×1
-評価用ソフトウェア(ビューワ) ×1
-専用アルミケース ×1
-スタンド(吸盤付き雲台) ×1