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EV・HEVのバッテリ状態を把握、検知センサー開発 古河電工
 古河電工は6月22日、古河AS(滋賀県犬上郡甲良町)と共同でパルス放電回路を搭載した車載用鉛バッテリ状態検知センサーを世界で初めて開発したと発表した。
 センサー内に放電回路を搭載。センサーが制御するタイミングでパルス状の放電を行い、この時の電流、電圧応答から、バッテリの放電性能や劣化度を把握するために必要な指標の内部抵抗を算出する。エンジン停止時やスターターモータを搭載していない電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)でも鉛バッテリの状態監視が可能となった。
 従来、バッテリの内部抵抗は、エンジン始動時の電流、電圧応答から算出する方式が一般的だった。しかし、エンジン停止時やスターターモータを搭載していないEVやHEVでは、鉛バッテリの内部抵抗を測定することができなかった。